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vol.6 花粉症対策<1>

2010年3月5日 金曜日

 この時期になると目が痒くなり、鼻水が止まらないなど花粉にお悩みの方は多いことでしょう。気象庁の発表によると、今年の冬は気温の寒暖の差が大きかったため、昨年と同様に例年より早い時期から花粉が飛び始めているようです。ただし花粉の飛散量は、昨夏の気温は平年並みでしたが、日照時間が全国的に少なかったことから例年に比べて少なくなる見込みです。

 花粉症を引き起こすスギ花粉は非常に小さく、その大きさはなんと1ミリの30分の1。当然質量は軽いため、風に乗って数10kmから場合によっては数100kmも移動してしまいます。杉林が無い地域に住んでいても花粉症になってしまうのはそのためなんです。

 

 花粉症対策はマスクを使用したり、薬を服用するなどいろいろとありますが、花粉が多く飛ぶ気象条件を知っておくのもいいでしょう。まず注意したいのが晴れて気温が高い時です。これは気温が上がると上昇気流が発生し、花粉が舞い上がりやすくなるためです。また、空気が乾燥している時も要注意。湿っていると花粉が水分を吸い込むためあまり移動はしませんが、乾燥しているときは花粉は“野放し状態”になっています。もちろん空気が湿っていても風が強い日は注意が必要です。そしてスギが花粉を多く飛ばす雨上がりの翌日(特に晴れた日)もマスクは欠かせません。

 花粉が多く浮遊する日はなるべく外出は避けたほうがいいでしょう。しかし、学校や仕事などでどうしも外出しなけらばならない時は、悪化を防ぐよう、必ずマスクや点眼薬などを使用して下さい。