vol.4 冬は肌荒れに要注意

2010年1月14日

 空気が乾燥する冬は、風邪を引きやすいだけではなく、女性に天敵の「肌荒れ」が生じやすい季節です。肌荒れはひどくなると角質層に亀裂が入り、皮脂欠乏性湿疹という強いかゆみを伴う症状に変化します。さらに悪化が進んでしまうと、貨幣状湿疹など治りにくい状態に陥ってしまいます。皆さんはどんな肌荒れ予防をしていますか?

 手袋などをしてあまり外気に肌を晒さない、保湿クリームを使うなど、特に女性の方はいろいろな予防策をとっていることでしょう。しかし、これでも肌荒れが治らない、または悪化してしまうという方は次のことも試してみてください。

 まず、外の空気は乾燥していますが、室内の空気はどうですか? 寒いからといって暖房を長時間点けていると当然室内も乾燥してしまいます。暖房を使う場合は加湿器も同時に使用しましょう。加湿器が無い方は洗濯物を室内に干せば、洗濯物の乾燥と室内の乾燥予防に役立ち、一石二鳥ですよ。

 また身に着ける衣服の素材にも注意が必要です。静電気を起こしやすい素材は控えましょう。静電気は肌に刺激を与え、肌荒れを悪化させる原因にもなります。特にセーターなどウール素材のものとフリース素材のものとを重ね着するのは危険です。なんとこの組み合わせでは、過度の摩擦によって6000~7000ボルトもの静電気が発生してしまいます。

 また入浴にも気をつけたほうが良いでしょう。熱いお湯も刺激が高いのでぬるま湯にするのがベスト。そして入浴剤を用いるのなら、刺激の少ない硫黄分の無いものを選んでください。また石鹸を毎日使うのは体を外気からコーティングしてくれている皮脂を落としてしまいますので注意。そして体を洗うときはスポンジやタオルでは摩擦が大きいため、素手で洗うようにしましょう。

 

 きめ細かい美しい肌を維持するには何かと工夫が必要です。肌荒れに気をつけて、楽しい冬をお過ごしください。

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