<東都大学野球>専修大学vs拓殖大学(2部)

2010年9月29日

 本日、東都大学野球秋季リーグ2部 専修大学対拓殖大学の試合が神宮第二球場で行われました。27日、28日と雨のため順延となったこのカード。拓殖大学はこれまで昨年の王者・立正大学、古豪・駒沢大学に連勝し、4勝無敗の首位。2部で優勝するためにも専修大学には勝ちたいところです。対する専修大学は日本大学と駒澤大学に2カード負け越しで最下位。3カード連続の負け越しだけは避けたいところ。そんな両者の先発は拓殖大学・小林投手、専修大学・山田投手がマウンドに立ちました。

 

 

 1回表、専修大学を三者凡退で抑えた拓殖大学は、その裏、1番・中本選手が四球で出塁後、二盗を決め、早くも先制のチャンス。2番・小原選手、3番・榎本選手が凡退するも、4番・岡田選手がヒット性の当たりをレフトに飛ばします。ヒットになるかと思いきや、専修大学レフトの市原選手のファインプレーにより惜しくもアウト。先制のチャンスを費えます。

 

 

 初回にチャンスを逃した拓殖大学でしたが、2回裏に試合は動きます。この回先頭の5番・浦選手が山田投手の2球目を叩き、レフトオーバーの2塁打で出塁すると、続く6番・周防選手が初球を手堅く送りバント。1アウト3塁の絶好のチャンスを演出します。しかし7番・山田選手のファーストゴロに3塁走者の浦選手がまさかの飛び出し。三本間で挟まれるランダウンプレーでタッチアウト。この間に山田選手は2塁へ到達するものの、またしても拓殖大学は絶好のチャンスを潰してしまいました。しかし拓殖大学は諦めません。パスボールと四球、二盗で2アウト2,3塁とすると9番・安田選手の内野ゴロを専修大学セカンド・青柳選手がまさかの後逸。これが2点タイムリーエラーとなり、拓殖大学が2点を先制しました。

 

 

 

 2点を追う専修大学は5回表、6番・山内選手がライト前ヒットでで出塁すると、7番・村石選手が送りバント。続く、8番・森山選手はライトフライに倒れるものの、9番・市原選手がのセンターオーバーのタイムリー2ベースで1点を返します。拓殖大学はマウンドを小林選手から石橋選手にスイッチしますが、続く1番・矢幡選手がレフト前ヒットで出塁し、二死1・3塁。絶好のチャンスを迎えた専修大学は、続く2番・板橋選手が左中間を破るタイムリー2ベースで2人が還り、2点を追加。逆転に成功します。3番・青柳選手の死球後、4番・河野上選手はの四球を選び2アウト満塁。ここで5番・栗田にはまさかの押し出し死球で1点。この回、専修大学は石橋選手の立ち上がりを果敢に攻め4点を上げました。

 

 

 

 逆に2点を追う展開となった拓殖大学は6回裏、9番・安田選手のレフトへの大飛球がエラーを誘い、2塁まで進むと、1番・中本選手、3番・榎本選手と2つの内野ゴロで還り、1点を追加4-3と1点差に追い上げます。9回表、専修大学はスクイズで1点を追加します。その裏、拓殖大学は7番・山田選手のレフト前ヒットで1点を返すもののゲームセット。5-4で専修大学が拓殖大学に先勝しました。

 まだまだ先の見えない東都大学野球秋季リーグ2部の優勝争い。雨による順延から“ツキ”が遠のいたチームや、恵みの雨となったチームもあることでしょう。白熱する秋期リーグをミニミニは応援しています。

コメントをどうぞ