<東都大学野球> 東洋大学vs中央大学

2010年10月14日

 本日、東都大学野球秋季リーグの注目カード、東洋大学 対 中央大学の試合が行われました。実力伯仲の両チームですが、マスコミや野球ファンの注目を集めているのは、共にチームを代表するエースピッチャーです。東洋大学は4年生の乾投手と3年生の藤岡投手を抱える“投”のチーム。今大会は制球力に磨きを掛けた藤岡投手が柱となっています。対する中央大学は156km/hという学生最高記録をマークした澤村投手がチームの顔。今日の試合はエース対決を見ようと、プロ野球のスカウト陣も多数視察に訪れていました。

 

 

 東都大学野球連盟を代表するエースピッチャーの先発。試合は0行進の投手戦になるかと思われましたが、1回表から動きます。

 先行の東洋大学は、1番・坂井選手が四球を選んで出塁すると、1アウト後、3番・木村選手がライトへの2ベースヒット放ちます。このヒットで1塁ランナーの坂井選手が快速を飛ばし、一気にホームイン。試合序盤に難攻不落といわれる澤村投手から貴重な1点をもぎ取りました。

 

 

 1点を先制された中央大学・澤村投手でしたが、迫力あるストレートは健在。要所を三振で凌ぐ場面が多く見られました。

 3回表1アウトの場面、東洋大学は4番・鈴木選手がライトへの2ベースヒットで出塁し、追加点のチャンスを得ます。しかし、続く5番・佐藤選手がピッチャーゴロに打ち取られると、2塁ランナーの鈴木選手が飛び出すというボーンヘッド。これを見た澤村投手は、3塁へ送球。鈴木選手は2-3塁間で挟まれ、貴重なチャンスが潰えました。

 

 

 4回まで東洋大学・藤岡投手の前にノーヒットに押さえ込まれていた中央大学は、5番で主将の鮫島選手が5回裏、レフト前ヒットで出塁します。追い着きたい中央大学でしたが後続が倒れ、得点圏にランナーを進められません。対する東洋大学は6回表、ゲッツー崩れで出塁した鈴木選手を1塁に置くと、続く5番・佐藤選手は死球となり、2アウト1,2塁とします。続く6番はミートのうまいDHの小柴選手。若干高めのストレートを振り抜くとライト前への貴重なタイムリーヒット。鈴木選手が還り、追加点をもぎ取りました。

 

 

 

 9回裏2アウト、藤岡選手は6番の島田選手に代わり、代打で登場した飯田選手への5球目を144km/hのストレートで三振に抑え、ゲームセット。2-0で東洋大学が中央大学に勝利しました。勝利を手にした藤岡投手は打撃も定評の中央大学打線を12三振に打ち取る、136球の完封勝利。惜しくも敗れた澤村投手でしたが、138球を投げ抜く力投を見せてくれました。今日の勝利で東洋大学が暫定1位。春に続き連覇なるか。はたまた中央大学が平成16年以来となる悲願の優勝を手にするのか。いよいよ大詰めの秋季リーグ。ミニミニは公式サポーティングカンパニーとして応援しています。

コメント / トラックバック2件

  1. 正富 より:

    いつも東都大学野球の内容を拝見させていただいております。最近時間が取れなく 神宮球場に行けないので
    選手や試合のきれいな写真や試合結果はありがたいです。
    個人的なお願いなのですが、日本大学野球部の選手や試合内容の写真を掲載していただけませんか。
    神宮第二球場でしかも何という取り上げる点も乏しいので見る人も少ないのかもしれませんが。
    東都は一部も二部も 来週が混戦に見切りをつける大切な週です。
    よろしくご検討願います。
    もちろん今期だけではなく、来期以降も。

  2. minimini城西 より:

    正富 様
     ご閲覧頂きありがとうございます。
     サポーティングカンパニーという立場から、国内学生野球の最高峰である「東都大学野球」の迫力ある試合風景を今後も一つでも多くお伝えできたらと思います。
     弊社としても1部リーグだけではなく、2部リーグにも更にフォーカスしたいと考えていますが、今季は取材の日程が合わないため、ご希望に添えず大変申し訳ございません。その分、来季は日本大学を含め、2部リーグをクローズアップしたいと思います。
     これからも応援宜しくお願い致します。

     株式会社ミニミニ城西

コメントをどうぞ