<東都大学野球> 祝★亜細亜大学6連覇達成!

2014年5月29日

 本日、神宮球場では東都大学野球春季リーグ戦の最終戦となる亜細亜大学 対 国学院大学の第3戦が行われました。同率首位で迎えたこのカード。第1戦は国学院大学が延長の末、勝利するも、昨日行われた第2戦では後の無い亜細亜大学が粘りを見せ、4-0で国学院大学打線をシャットアウト。今日の第3戦に勝利したチームが春季リーグ戦の覇者に輝きます。

 戦後初となる大会6連覇を目指す亜細亜大学は、プロ入りの噂が絶えないエース・山崎投手をマウンドへ。対する国学院大学は安定した制球力で評価を上げてきた田中投手に試合を託します。

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 1回表、亜細亜大学は先頭の藤岡選手が初球をセンター前へ運び出塁。送りバントと三振で2アウトながらスコアリングポジションに進めます。バッターボックスには主砲・水本選手。昨日の勝利の流れを呼び起こす水本選手の打球はレフト前へ弾き返され、2塁ランナー・藤岡選手は一気にホームへ向かいます。亜細亜大学の先取点かと思われましたが、国学院大学のレフト・久保田選手が好返球。佐々木捕手の完璧なブロックもあり、国学院大学は亜細亜大学に先制を許しません。

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 亜細亜大学の先制のチャンスを間一髪食い止めた国学院大学でしたが、先発・山崎投手をなかなか打ち崩せません。プロ入り確実との声も挙がる山崎投手は3回までの9つのアウトのうち、実に6つが三振という圧巻の投球内容でチームを盛り上げます。国学院大学は4回、1アウトから3番・柴田選手がタイミングを崩されながらも巧みなバットコントロールでセンター前に弾き返し出塁すると、続く4番・櫻吉選手もライト前ヒットで続き、1アウト1・3塁とし、絶好の先制のチャンスを掴みます。すかさずマウンドで声を掛ける亜細亜大学・生田監督ですが、まだまだ国学院打線はクリーンナップが続きます。5番・平川選手にスクイズの気配は無く、山崎投手は2ストライクと追い込みます。亜細亜大学内野陣が前進守備から中間守備に戻ろうとしたその瞬間、なんと平川選手はスクイズの構え。タイミング的にはスリーバントスクイズ成功かと思われましたが、打球をフェアグラウンドに落とせずスクイズ失敗。その後、1塁ランナーの櫻吉選手の二盗の間にホームスチールを敢行した3塁ランナー・柴田選手でしたが、これにいち早く気付いた亜細亜大学のショート・長曽我部選手がカットインし、バックホーム。好返球で柴田選手は本塁タッチアウト。今度は亜細亜大学が堅い守りを見せ、ピンチを脱します。

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 亜細亜大学にチャンスを潰された国学院大学でしたが5回裏、スコアボードに変化が生じます。この回先頭の6番・井村選手がセンター前ヒット。送りバントと内野ゴロの間に3塁へ進塁すると、9番・佐々木選手は山崎選手の速球を見事に弾き返し、井村選手を返します。何とか追い着きたい亜細亜大学。7回表、内野ゴロと三振で早くも2アウトに追い込まれるも、打席には長打力のある6番・池知選手。昨日の試合、貴重な2点タイムリー2ベースヒットを放った男は今日も“持って”ました。池知選手が強振した打球は、高い放物線を描いてレフトスタンドへ。試合終盤、亜細亜大学が試合を戻します。

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 その後、試合は動かず延長戦へ。迎えた延長10回表。亜細亜大学は前の打席で貴重な同点ホームランを放っている池知選手が、今度はレフトフェンス直撃の2ベースヒットで出塁します。こうなると押せ押せの亜細亜大学ナイン。送りバントも成功し、池知選手を3塁へ送ると、8番・長曽我部選手は試合を決定付けるタイムリーヒットを放ち、スタンドは大盛り上がり。10回の裏の国学院大学の攻撃を防ぎ、亜細亜大学が戦後初となる東都大学野球6連覇を達成しました!

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 2014年の春季リーグは亜細亜大学の6連覇達成という華々しい結果で幕を閉じました。あと一歩、あと一打が足りず、惜しくも敗れてしまった国学院大学も準優勝に恥じないチームでした。来たる秋、まだまだ亜細亜大学の破竹の勢いは続くのか、そして彼らの前に大きく立ちはだかるのはどのチームなのか、本当に楽しみです。

 亜細亜大学、6連覇おめでとうございます!

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山崎投手の力投に応えたい亜細亜大学は4回

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