関東学生ハンドボール春季リーグ戦もいよいよ大詰め。国士舘大学多摩キャンパスで行われた1部リーグ戦の第8戦も大いに盛り上がりました。今季の注目は何と言っても明治大学(黄色)でしょう。第2試合に登場する首位の明治大学は今日の試合に勝ち、2位の国士舘大学が敗れると、実に56年ぶりとなる1部リーグ優勝を飾ります。そんな明治大学を迎え撃つは2年前の春季リーグ戦で見事、優勝を飾った強豪・早稲田大学(白茶)。ハンドボールファン必見の一戦となりました。
前半、明治大学は背番号2の吉野主将を軸に、堅守速攻で波に乗り、開始10分までに許したのはたった1失点。攻撃では速いパス回しからのカウンターが面白いように決まり、リードを広げます。前半は終始、明治大学が主導権を握っていましたが、20分過ぎから早稲田大学もリズムに乗り、15-8で折り返します。
後半は、前半終盤の流れをそのままに早稲田大学のペース。徐々に試合の流れを作った早稲田大学は最大10点もあった得点差を着実に詰め、後半23分には23-23の同点に追い着きます。残り7分間は互いに鬼気迫るものを感じさせる気迫のディフェンス。勝利はどちらに転ぶかは紙一重の展開でしたが、最後は勢いに勝る明治大学が25-24の僅差で競り勝ち、優勝マジック「1」としました。
その後の第4試合に行われた国士舘大学 対 日体大は、国士舘大学が29-20で日体大を退けたため、今日の優勝は決まらなかった明治大学ですが、残る最終戦(5月21日、対 駿河台大学)に勝利すると、他校の勝敗に関わらず優勝が確定。半世紀以上待ち侘びた優勝旗を手にします。
一戦一戦、見どころが詰まった関東学生ハンドボール。ミニミニはこれからも学生ハンドボーラ―たちを応援していきます。