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東京経済大学硬式野球部をリポート!

2010年9月18日 土曜日

 今回のリポートは東京経済大学硬式野球部です。東京経済大学硬式野球部は首都大学野球連盟に所属するチームで、現在は2部リーグ(A)で熱戦を繰り広げています。春季大会は2部で優勝(7勝0負)したものの、惜しくも1部との入れ替え戦(対 城西大学)に負け、昇格は叶いませんでしたが、その分、秋季リーグに懸ける思いは相当なもの。現在も4勝0負と好調をキープしています。

 これまでに藪恵壹投手(東北楽天ゴールデンイーグルス)など、プロ野球選手を輩出してきた東京経済大学は約100人からなる厚い選手層が特徴のひとつ。この中から這い上がった選手がリーグ戦メンバーに選ばれるため強いのも納得。1部昇格筆頭と言えるでしょう。

 野球グラウンドは武蔵村山キャンパス内。部員数が多いため、練習を5段階の時間制に分けています。秋季リーグ戦真っ只中の今日は、バッティング練習に重点を置いていました。3つのゲージを使いますが、1ローテーション一人当たり5球のヒッティングのみ。1球も無駄にできない緊張感が持続する練習が続きます。ゲージに立たない選手はティーバッティングに専念。部員数が多いながらも、効率的かつ効果的な練習が行われています。

 

 このバッティング練習が功を奏し、春季リーグは2部リーグ(A)全5チームの平均得点が1試合当たり約2.98点の中、東京経済大学はなんと倍近い5点を記録。首位打者(打率・4割4分0厘)に輝いた加藤選手(DH)や6打点をあげ最優秀選手に輝いた小池選手(セカンド)など、打撃の本格派が揃っています。中でも好材料なのが、主将の文園選手がケガから復帰したことでしょう。フェンスに強打し、右足を故障しましたが見事復帰。文園選手は2部リーグ(A)最多となる13本のヒットを放ったほか、ベストナインにも選ばれている逸材です。

 

 

 2部リーグ(A)を猛進する東京経済大学。念願の1部昇格を果たせるか、今後の活躍が期待されます。